主要49社、5月国内は2.9%増、外国人も8.4%増に

  • 2019年7月11日

 観光庁がこのほど取りまとめた主要旅行会社49社の旅行取扱状況で、国内旅行の取扱額は2.9%増の2518億5732万円となり、外国人旅行は8.4%増の230億8366万円となった。

 国内旅行を企業別に比較すると、取扱額が最も多かったのはJTBグループ11社で0.7%減の882億2541万円。2位以下で取扱額が100億円を超えたのは、KNT-CTホールディングス13社の11.4%増・328億1043万円、日本旅行の26.4%増・287億6625万円、阪急交通社の1.9%増・136億8294万円、ANAセールスの0.6%増・128億1760万円、ジャルパックの9.4%増・108億9269万円で、JTB以外の各社は前年を上回る結果となった。

 伸び率では、郵船トラベルが95%増を記録したものの取扱額は2億9394万円。2位は日本旅行であった。

 一方、外国人旅行を企業別で見ると、取扱額では1位が1.1%減で89億5263万円となったJTB、2位が19.7%増の44億369万円となった日本旅行、3位が0.4%増の39億5919万円であったHISの順に。伸び率では、京王観光が取扱額2997万円ながら前年比では1831.0%増のとほぼ20倍に拡大。額が1億円を超える企業ではANAセールスの86.0%増、1億2317万円が最上位となった。

 なお、全体の海外旅行の取扱額は前年比1.5%増の1661億1909万円で、国内、外国人を加えた総取扱額は2.7%増の4410億6007万円となった。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
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