「コミュニティの新たな形」浜町ホテル&アパートメント開業 安田不動産、日本橋浜町のまちづくり

 2月15日、東京・中央区の日本橋浜町にホテルと賃貸住宅の複合施設「HAMACHO HOTEL&APARTMENTS」(浜町ホテル&アパートメント)が開業した。当地で複数のビル開発を手がける安田不動産が、日本橋浜町のコミュニティづくりをテーマにした街づくりプロジェクトの目玉施設として手がけた。3月には隣接ビルに、共用のキッチンやパブリックラウンジを設けた隣人交流型のソーシャルアパートメントもオープンさせている。

 ホテルは15階建て。上層階まで壁面やテラス部が緑化されているのが印象的。客室は170室。15−47平方メートルで定員は2−3人。ダブルルーム34室、ツインルーム36室が多く、ファミリールーム8室や車イスでも利用しやすいユニバーサルルーム4室、テラス付きの部屋もある。東京タワーと東京スカイツリーを望めるテラス付き客室も。室料は1万1千円から。

 ホテル部分の企画、設計、運営はUDS(東京都渋谷区)が行っている。アパートは108室で、こちらは東急住宅リースが管理・運営する。ホテルの客室とアパートは、階層で分けず、同じフロアの分割された区画に配置されているのが特徴。ホテルゲストとアパート住人は同じ玄関と廊下を使い、1階部分から別のエレベーターで上部の階層へ移動する。ゲストと住民が触れ合えるソーシャルな施設という考え方が反映されている。

 1階にはブルーノート・ジャパンが新業態のダイニング&バーを運営、そのほかチョコレート&カフェの店舗が入っている。隣接するソーシャルアパートメントの1階には人気ベーカリーが出店している。日本橋浜町の賑わいづくりにも一役買いたい。


情報提供:トラベルニュース社