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国内旅行DI、19年1Qは1ポイント減、訪日はマイナス圏に

  • 2019年3月14日

 日本旅行業協会(JATA)が2月4日から22日にかけて、会員607社を対象に実施した旅行市場動向調査によると、今年1月から3月までの3ヶ月間の国内旅行のDI値(※)は前期(昨年10月~12月)と比べて1ポイント減のマイナス6となった。昨年12月時点の見通しからは8ポイント増、前年同期比では1ポイント増だった。JATAは「個人旅行が(昨夏の台風や地震などから)回復基調にあり、3ヶ月前は大幅な低下を見込んだが、踏みとどまった」とコメントしている。

 業態別では「総合旅行会社」が前期比14ポイント減のマイナス9。一方で、取扱高が30億円以上の「リテーラー1」は26ポイント増のプラス6と大きく改善し、「インハウス」も14ポイント増のマイナス9となった。回答社数が4社のみの「ネット系旅行会社」は25ポイント増のマイナス50。

 方面別で最も増加したのは「北海道」で18ポイント増のマイナス11。最も減少したのは「京阪神」で9ポイント減のマイナス4だった。顧客層別では、団体は「サークル・親睦」が3ポイント増のマイナス16となった以外はすべて減少。一方で個人は60歳以上の「シニア」が8ポイント減の0となった以外はいずれも増加した。

 10連休となるGWが含まれる4月から6月までの3ヶ月間については、国内旅行全体で今期比17ポイント増のプラス11を予想。今期に続きマイナス15を予想する「国内旅行ホールセラー」以外はいずれも2桁の増加を見込む。顧客層別・方面別では全項目の増加を予想。なお、7月から9月までの3ヶ月間については、12ポイント減のマイナス1で再びマイナス圏へと落ち込む見通し。


※DI値は設問事項に対して「良い」「普通」「悪い」「取り扱っていない」の4項目を用意し、集まった回答を数値化したもの。回答数から「取り扱っていない」と回答したものを除いた数を母数として各回答のシェアを算出し、「良い」の割合から「悪い」の割合を引いている。

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