ホテルセイリュウが開業15周年 記念祝賀会に150人参加/大阪
大阪府東大阪市のホテルセイリュウ(土方啓詔社長)がこのほど「開業十五周年記念祝賀会」を開き、150人が祝いに駆けつけた。
土方社長は「開業の2003年は阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を果たし、地上デジタル放送が始まった年でした。11月に破たん寸前だった当施設を皆さまからのご支援でスタートラインに立たせていただきました」「これからは民間主導で培ってきたものづくり観光、新しく生まれ変わった花園ラグビー場を軸としたスポーツツーリズムに取り組みます。これまで教育旅行で来ていただいた若者に新しい旅館ホテルの使い方を積極的に提案し需要を発掘していきたい」「スタート時と同様に地元を愛し地元に愛される旅館を目指します」と語った。
来賓の大阪商工信用金庫の片桐陽会長は「15年前、当庫の支店長がホテルセイリュウを潰すのは東大阪の火が消えることだ、絶対に潰さないでほしいと言ってきました。社員で旅館を経営するというので会ったのが土方社長です。話をして、この人ならと旅館を託しました。会社は経営者次第です。再生したことで東大阪が全国から注目され、多くの人がお越しになることで地域が活性化します。地域を元気にするのが金融機関の役目です。これからも東大阪のために頑張ってほしい」とエールを送った。
東大阪市の野田義和市長は「東京スカイツリーのボルト40万本、日産やトヨタの車の部品など、どこにも東大阪の企業による製品が入っているものづくりのまちが東大阪です。東大阪にとってホテルセイリュウの発展は欠かせません」。
このあと日本政策金融公庫東大阪支店中小企業事業統括の今井啓之さんが乾杯の音頭をとり、祝宴に移った。祝賀会のスタートから終盤までを撮った映像が流され、参加者すべての氏名がエンドロールで紹介されるという演出があり、参加者の関心を集めていた。
情報提供:トラベルニュース社