噴火後のハワイ島視察、キラウエアの現在と新観光素材の創出
9割観光可能、視察参加者も「まったく問題なし」
山と星空以外の素材も強化で需要回復へ
英語圏で人気のバーベキュークルーズを日本市場へ導入も
来夏にHTJがサポートして日本市場でのアピールを強化しようと検討しているのが、スノーケル&バーベキュークルーズだ。HTJ営業部長の酒井剛士氏によると、海外市場ではすでに人気が出ており、日本でも好評を得られると見る。
体験したのはフェアウインドクルーズ社が提供するオプショナルツアー。ケアウホウ湾をクルージングするもので、キャプテンクックの記念碑付近で停船しバーベキューとスノーケルが楽しめるというもの。最大106名まで乗船でき、チャーターも可能だ。
体験後、大手旅行会社からの参加者に話を聞いたところ「ハワイ島の商品は火山と星空が多いので、海のアクティビティを体験でき商品造成に活用できそう」など、好感触の様子。一部では日本語対応の必要性を課題とする声もあったが、この点について酒井氏は、今回のファムツアーの反応も見て日本語ガイドなどのサポートを提供するか決定していくという。
200年の歴史のコナコーヒー、収穫から焙煎まで体験可能
いうまでもなくハワイ島は200年の歴史を持つコナコーヒーでも有名だが、ファムツアーではUCCハワイコナコーヒー直営農園も視察。焙煎も体験でき、日本からも修学旅行や企業のインセンティブツアーで利用されている。2名から参加できて1名45米ドル。また、焙煎体験以外にも8月から1月の期間は豆摘み体験も可能で、1名35米ドルで1回につき2名から10名まで参加でき、取った量に応じてコーヒーをお土産として持って帰ることができる。
取材協力:ハワイ州観光局(HTJ)