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ANAセールスが国際線セミナー開催、機内の開発プロセスも紹介

  • 2018年11月14日

「ana4you」の画面 ANAセールスはこのほど、旅行会社向けに「2018年下期ANA国際線セミナー」を開催した。セミナーは年に2回以上実施しているもので、今回は82名の旅行会社スタッフが参加した。

 セミナーでは第二販売部の本田健人氏より全日空(NH)が就航している空港の乗り継ぎについてのポイントを紹介。2019年2月17日より就航する羽田/ウィーン線は、ウィーンへ午前6時に到着するため、午前中に欧州内へ移動可能であることをアピール。また、空港内の乗り継ぎも階を移動するだけのためスムーズだという。なお、空港標準MCTは30分だが「入国審査や保安検査場の混雑を想定すると40から45分程度あると安心」という。

会場にはビジネスクラスの機内食も展示 また来春ホノルル線にA380型機が導入されることにともない、新しくできた旅行会社専用サイト「ana4you」を第二販売部の石山悠貴氏が紹介。ハワイの団体ユニットのタリフの確認やA380型機の機材紹介、よくある質問を掲示板に掲載して双方で確認できるようになっている。さらにスマートフォンからでもハワイの団体の見積もりが可能。将来的にはチャットなどによるコミュニケーションも検討しているという。

三井所氏 NHでCS&プロダクト・サービス室商品戦略部企画チームマネージャーを務める三井所由佳子氏からは、機内プロダクトの開発や安全への取り組みについて説明。商品戦略部は機内食やラウンジ、座席の選定などのサービスを考え戦略を立案する部署で、例えば座席は耐火性のある素材であることや、金具は一般で販売していないことなどを紹介した。

 機内レイアウトの策定については、機材購入後に各座席クラスがどれくらいあれば収益が最大化できるかを検討し、フルフラットシートやアングルシートなどの座席タイプや、シートピッチなどを決定。国際線は長時間のフライトが多いため、ギャレーやトイレの数も国内線よりも多めに設定したという。