LINEトラベルjp、業界に活用アピール-取扱ジャンル拡大へ
LINEは10月3日、旅行会社や航空会社、地方自治体などの関係者約120名を招いてセミナーを開催し、このほどベンチャーリパブリックの「トラベルジェイピー」(Travel.jp)と統合した比較検索サービス「LINEトラベルjp」の現況や今後の計画などについて説明した。LINEは6月に「LINEトラベル」で旅行事業に参入し、その翌月にはベンチャーリパブリックと資本業務提携契約を締結。9月にはサービスの統合を発表している(下記関連記事)。
年内に提供を開始するサービスの概要について説明したLINEトラベルjpプロダクト責任者の本間洋也氏は、すでに提供している国内外のホテルの比較検索サービスに加えて、既報の通り10月末には航空券、来年1月にはツアー商品の取り扱いを開始する旨を報告。そのほか来年には、交通手段や旅行事業参入時から強調している旅ナカ商材など、取扱商品のカテゴリ拡大にも取り組む考えを示した。
ホテルについては10月末以降に、集客の目玉とするポイントバックについて、初めてのキャンペーンを実施することを発表。10月末から2週間、10%のポイントを還元するという。
航空券については公開予定の検索画面のデザインを紹介し、往路と復路で異なる予約サイトの検索などを可能にすることなどを紹介。ウェブ版「LINEトラベルjp」(旧トラベルジェーピー)にも掲載し、オンラインで予約を完了でき、LINEが指定するデータ計測ツールを導入することなどを条件にアプリでも取り扱う。航空券のポイントバックは取扱開始の1ヶ月後から実施する。
ツアー商品に関しては検索や詳細条件の確認、予約ページへのアウトリンクなど、ウェブ版の機能をアプリ内でも実現する予定。航空券では「オンラインで予約完了」を条件とした掲載基準は、間口を広げるために「オンラインで問い合わせを完了できる」ことを条件とした。ダイナミックパッケージについては開始当初は取扱対象外とするが、来年中には取り扱いを開始する見込み。
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