ANAとJAL、お盆の国際線旅客は6.2%増、利用率は91.1%

  • 2018年8月20日

 全日空(NH)と日本航空(JL)が8月20日に発表した、お盆期間(8月10日~19日)の国際線の利用実績で、2社合計の旅客数は前年比6.2%増の62万5067人となった。座席数は5.6%増の68万5901席で、利用率は0.5ポイント増の91.1%となった。

 NHは旅客数が3.0%増の32万4670人、座席数が3.2%増の36万7283席で、利用率は0.2ポイント減の88.4%。JLは旅客数が9.9%増の30万397人、座席数が8.5%増の31万8618席、利用率が1.3ポイント増の94.3%だった。座席数と旅客数はNHがJLを上回ったが、利用率はJLが上回った。

 方面別では、NHは全方面で増加しており、最も多かった方面は「アジア・オセアニア」で2.9%増の13万7302人。最も伸び率が高かったのは「リゾート」(成田、羽田/ホノルル線)で、8.9%増の1万4153人だった。

 利用率が最も高かったのも「リゾート」で、1.1ポイント減の95.9%。利用率の伸び率の1位は「欧州」で2.4ポイント増の91.5%だった。最も落ち込んだのは「北米」で1.8ポイント減の86.9%だった。

 JLの旅客数は「韓国」が1.9%減の1万9367人となった以外は前年を上回った。旅客数が最も多かった方面は「東南アジア」で11.9%増の7万1282人。伸び率が最も高かったのは昨年9月から成田/メルボルン線のデイリー運航を開始した「オセアニア」で、75.2%増の6988人だった。このほか、3月25日から成田線を1日2便に増便した「グアム」も72.9%増の7772人と大きく伸長した。

 利用率は全て9割を上回っており、最も高かったのは「グアム」で1.9ポイント増の96.7%。利用率の伸び率の1位は3.9ポイント増だった「韓国」と「欧州」で、それぞれ95.3%、94.7%となった。最も落ち込んだのは「台湾」で、1.8ポイント減の91.9%だった。

 日本発のピーク日は、NHが8月10日から13日、JLが10日から12日。日本着はNHが8月16日、18日、19日、JLが18日、19日だった。

 なお、両社が8月3日に発表した予約状況からの増減は以下の通り。