アドベンチャー、18年度売上高は2.8倍超、skyticket好調
アドベンチャーがこのほど発表した、18年6月期通期(17年7月1日~18年6月30日)の連結業績で、売上高は前年比186.5%増の150億9300万円、営業利益は29.5%増の5億3600万円、経常利益は25.1%増の5億1100万円、当期純利益は29.7%増の3億1300万円で、増収増益となった。取扱高は107.1%増の約779億円。売上総利益は66.0%増の89億6247万円、営業費用は74.8%増の84億2560万円だった。
大幅な増収の要因は、主力の航空券予約販売サイト「skyticket」の売上高が大きく伸長したこと。同サイト経由で航空券を申し込み、入金・発券を完了した件数も、80%増の264万6000件と増加した。このほか、今年の1月に各種チケットの販売や外貨両替事業を展開するコスミック流通産業、ギフト券・商品券の販売サイトを運営するコスミックGCシステム、スポーツウェアの企画・製造・販売などを手がけるWundouを子会社化したことも要因の1つ。ちなみに、同社は6月には日本航空(JL)の認可代理店で大阪市の第2種旅行業者であるTETも子会社化している、
19年度6月期通期は「利益よりも成長を優先」する方針で、連結取扱高1000億円を目標として掲げた。そのほかの業績の見通しは、「大幅な増収・増益を目標としている」としながらも、skyticketが引き続き急速に成長するなど「合理的に予測することが困難な項目が複数存在している」ため、現時点では非開示とした。