アマデウス、「NDC-X」プログラムにカンタス航空が参加

  • 2018年7月9日

 アマデウスによると、国際航空運送協会(IATA)が普及をめざす新規格「NDC(New Distribution Capability)」の活用に向け、同社が今年2月から展開しているプロジェクト「NDC-X program」に、このほどカンタス航空(QF)が参画した。プロジェクトは、これまでアマデウスがGDSとして提供してきたコンテンツとNDC経由のコンテンツを同一のプラットフォームに集約して提供することをめざすもの。詳細は現時点では非公開だが、19年中には本格的にプラットフォームを可動する予定だ。

 QFは先ごろNDC規格に基づく新システム「Qantas Distribution Platform(QDP)」を発表。アマデウスは今後QDPに接続し、NDCコンテンツを旅行会社に提供する予定。まずは今年の後半にオンライン予約での実用化を予定しているという。

 なお、NDC-X programには他の航空会社も参加しているが、アマデウスでは航空会社名を公開していない。