5月の訪日外客数は17%増、19市場で過去最高更新
日本政府観光局(JNTO)によると、今年5月の訪日外客数(推計値)は前年比16.6%増の267万5000人となり、5月単月の最高値を更新した。1月からの累計でも15.6%増の1318万4400人と好調に推移している。
市場別でも、主要20市場のうちマレーシアを除く19市場で5月の最高記録を更新。マレーシアはラマダンの影響により1.1%増と伸び悩んだものの、隣国で同じくイスラム教徒が多数派のインドネシアについては、インドネシア・エアアジアX(XT)が5月2日に成田/ジャカルタ線に就航したことなどにより26.5%増と好調だった。
人数ベースで最大の市場は中国の66万8600人で、前年比も29.3%増と大幅に伸長。また、最も伸び率が高かったのは34.1%増のフィリピンで、このほかでも欧米豪の9市場も2桁増を記録した。
なお、5月の日本人出国者数(推計値)は5.0%増の138万3800人。3ヶ月連続でのプラス成長で、1月からの累計でも3.9%増の736万1800人となっている。