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満天の星と“日本の原風景” 塩田温泉夢乃井、新大浴場をオープン/兵庫

 兵庫県・塩田温泉の「夢乃井」は昨年12月、本館の新大浴場「満天星」をリニューアルオープンした。高台に建つ立地を活用した新しい大浴場からは、里山が連なる景色や田園風景など、いわゆる“日本の原風景”を眺めながら湯浴みを楽しむことができる。

 新大浴場の満天星は男性用が「彦星」、女性用が「織姫」と名付けた。湯殿は古材を集めて組み上げた木造で、周囲の景観に溶け込むとともに落ち着いた雰囲気に仕上げている。男女とも、檜と御影石の浴槽をはじめジャグジー、炭酸風呂、寝湯、サウナ、薬湯、マイクロバブルなど多彩な浴槽を設けた。家具や調度品にこだわったギャラリータイプの湯上りサロンも備わる。

 特に、里山を借景にした「星の露天風呂 天守の湯」は、田園風景と空が一体となった開放的な湯船。夜間は湯船の中に設置しているLEDが点滅する。頭上にまたたく満天の星と、足元にきらめく星で星屑に包まれたような湯浴み体験を提供する。

 また、貸切風呂も暖々(だんだん)と燦々(さんさん)の2カ所を併設。バリアフリー対応で、畳のリビングとシャワールーム、そして露天風呂が備わっている。利用は予約制。

 このほか今回のリニューアルに併せてレストランも増設。夕食、朝食ともにゆっくりと食事ができるようになった。石窯を設置し、湯上り処と同様に木材を組んだ内装で温かみを感じられる空間に演出した。

 夢乃井の吉井啓二社長は「これまでのパノラマ大浴場と露天風呂を取り壊して、男女の大浴場と食事会場を新設しました。大きな決断でしたが、播磨地区では隋一の規模を誇るお風呂が完成しました。新浴場で夢乃井の湯浴み体験をお楽しみにぜひ、お越しください」と話している。


情報提供:トラベルニュース社