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ANAとJAL、17年の国際線旅客は4.9%増、利用率78.3%

  • 2018年2月5日

 全日空(NH)と日本航空(JL)の2017年の国際線の運航実績(※)で、2社の旅客数の合計は前年比4.9%増の1809万5551人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は4.6%増、旅客輸送量を表す有償座席キロ(RPK)は6.3%増で、利用率は1.3ポイント増の78.3%だった。

 2社のうち、2月2日に運航実績を発表したNHの旅客数は8.4%増の960万6728人。ASKは7.7%増、RPKは9.6%増、利用率は1.3ポイント増の76.2%だった。旅客数はJLの848万8823人よりも111万7905人多かったが、利用率は1.4ポイント増の81.0%となったJLを下回った。JLは1月19日に運航実績を発表している(関連記事)。

 NHの方面別旅客数は全方面が増加。旅客数が最も多かったのは「アジア・オセアニア」で8.9%増の665万5522人だった。旅客数の伸び率の1位は「欧州」で13.1%増の85万4422人。利用率とその伸び率の1位は「欧州」で、5.3ポイント増の79.6%となった。

 JLの方面別旅客数の1位は「東南アジア」で、0.3%増の332万4434人。伸び率は「欧州」が12.0%増の71万3551人で、唯一の2桁増となった。「ハワイ・グアム」はグアムが北朝鮮問題の影響を受けたことなどから4.8%減の107万4489人、「韓国」は0.9%減の60万2130人で、ともに前年を下回った。

 利用率とその伸び率が最も高かったのは「欧州」で、5.3ポイント増の82.8%。利用率は「東南アジア」「ハワイ・グアム」「オセアニア」がそれぞれ8割を超えた。利用率が前年を下回ったのは「ハワイ・グアム」と「韓国」で、それぞれ「ハワイ・グアム」が3.6ポイント減の82.0%、「韓国」が1.1ポイント減の79.8%だった。


※一部は本誌による推計値


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