17年旅行サイト閲覧者数、1位はじゃらん、2位楽天-日観振調査

 日本観光振興協会(日観振)はこのほど、インターネット調査会社のヴァリューズと共同で2017年における観光関連ウェブサイトの閲覧者数を調査した結果を発表した。20歳以上のモニター約25万人のアクセス数をもとに、パソコンとスマートフォンによる閲覧者数を推計したもの。ともに1位はじゃらんnet、2位は楽天トラベルで、パソコン利用者の3位はトリップアドバイザー、スマートフォン利用者の3位はキュレーションサイトのRETRIPだった。

 それぞれの上位20サイトを比較すると、パソコンによる閲覧者数が前年から増加したウェブサイトは5サイトのみだったが、スマートフォンについては12サイトが増加。日観振は「利用するデバイスのシフトが進んだ結果」と分析している。

 また、パソコン利用においてはOTAや旅行会社、航空会社のウェブサイトが上位を占める一方、スマートフォン利用ではRETRIPなどの情報サイトが上位にランクイン。これらの傾向については「旅行者はパソコンで航空券や宿泊施設を予約し、スマートフォンで現地情報を収集する傾向がある」とコメントしている。

 そのほか、パソコンまたはスマートフォンで「観光」を含むワードの検索し、その結果からウェブサイトを訪問した流入者数のランキングも発表。1位はトリップアドバイザー、2位はじゃらんnetで、流入者数はともに前年を上回った。日観振は「口コミ情報をもとにした人気スポットの情報があり、観光客のニーズに合ったコンテンツを用意していることが増加につながった」の見方を示している。

 3位はRETRIP、4位はNAVERまとめ、5位はぐるなびが運営する「ぐるたび」だった。