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JATA、働き方改革とダイバーシティ推進で表彰制度、初の試み

  • 2018年1月23日

 日本旅行業協会(JATA)は新たな表彰制度として「働き方・休み方改革、ダイバーシティ推進表彰制度」を開始する。会員各社の優れた取組事例を広く周知し、業界全体の長時間労働・過重労働を是正して有給休暇の取得を促進すること、女性や高齢者を含む多様な人材を一層活用することがねらい。初回は2017年の1月から12月までの取り組みについて正会員の自薦・他薦を募り、「働き方・休み方改革部門」と「ダイバーシティ推進部門」の各部門で大賞を1社、審査委員長賞と努力賞を数社ずつ表彰する。

 大賞は、最も優れた活動や制度に対して授与。審査委員長賞は、優れた活動や制度で、他社に奨励する内容や、継続してもらいたい内容であることが条件となる。努力賞は、取り組みの途中ではあるものの努力が見られ、今後も継続を希望するものを選出する。

 審査のポイントは、職場環境や雰囲気などの変化に関する「改革度合い」、他の部署や会社での再現可能性などに関する「再現・影響度合い」、継続可能性などに関する「継続度合い」の3つ。審査は理事で旅行業経営委員会委員長を務める東良和氏などによる審査委員会が実施。委員には観光庁や観光産業健康保険組合、サービス連合からの代表も名を連ねる。

 応募の締切は3月30日で、受賞者は6月に開催を予定するJATAの総会で表彰する。なお、副賞などは贈呈しない。