バニラ、18年夏ダイヤで台北/ホーチミン線運休、香港は減便

  • 2017年12月14日

JWのA320型機  バニラエア(JW)は2018年夏ダイヤ(18年3月25日~10月27日)で、1日1便で運航中の台北(桃園)/ホーチミン線を運休する。昨年の9月14日から、1日4便で運航する成田/桃園線のうち1便を以遠権を利用して延伸し、成田/桃園/ホーチミン線として運航していたが、再開の時期については未定としている。

 JWによれば「搭乗率は極端に低くはないが、競争が激化しておりこれ以上には上げにくいため、機材や人材を収益性の高い路線に振り分ける」ことがねらい。桃園/ホーチミン線の搭乗率は全路線の平均搭乗率の86.6%を下回るという。

 加えて同様の理由により、3月25日から成田/香港線を現在の1日2便から1日1便に減便する。同路線については、香港系LCCの増便などにより座席供給過多になっていることも理由に挙げた。

 運休により機材繰りに余裕が生まれたことについては「国際線・国内線の増便や新規就航を検討している」と説明。具体的な候補は挙げなかったが、レジャー需要が強い路線を増やすという。