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Airbnb、全日空・ピーチと協業開始-マイル連携、新サイトなど

  • 2017年11月6日

(左から)NHの志岐氏、Airbnbの田邉氏、MMの井上氏  Airbnbは11月6日、このほど全日空(NH)およびピーチ・アビエーション(MM)とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。「新しい旅のスタイル」の普及と拡大に関するマーケティングが目的で、契約期間は1年間。日本人を対象にAirbnbとNH、AirbnbとMMによる特設サイトをそれぞれ開設し、Airbnbの登録物件を紹介する。Airbnbが日本の航空会社とパートナーシップ契約を締結するのは今回が初めて。同日に3社が開催した記者会見で、Airbnb代表取締役の田邉泰之氏は「1社で新しい旅のスタイルを普及することは難しい。2社の力をお借りしたい」と語った。

田邉氏  田邉氏は、Airbnbが「暮らすように旅する」をコンセプトに事業を展開していることを説明した上で、「こうした潜在需要は確実にある」と強調。「世界で日本文化を発信しているNHと、業界で新たなイノベーションを起こしているMMとの協業はとても光栄」と語るとともに、需要の取り込みに期待を示した。

志岐氏  NH代表取締役副社長の志岐隆史氏は、今回の協業についてはNHからAirbnbに提案したことを説明。「Airbnbは多様性の塊。我々のお客様もビジネス客から若者まで幅広い。協力してともにビジネスを大きく伸ばしていきたい」と話した。今後はAirbnbの海外での知名度の高さを活かし、訪日客の取り組みも検討する考え。

 AirbnbとNHによる協業の第1段として、両社は6日に「ANA/Airbnb暮らすように旅しよう♪キャンペーン」と題した共同サイトを公開。「京町家に泊まろう」「国内リゾート生活」などの5つのテーマでAirbnbの登録物件を紹介している。同サイト経由で国内外のAirbnbの物件に宿泊した国内のANAマイレージクラブ会員には、宿泊代金に応じてANAマイルを贈呈。最大で200マイルを贈呈するほか、Airbnbで使える3000円分のクーポン券もプレゼントする。

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