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ANAとJAL、17年度上期国際線旅客は3.2%増、利用率78%

  • 2017年11月5日

 全日空(NH)と日本航空(JL)の2017年度上期(4月~9月)の国際線の運航実績で、2社の旅客数の合計は前年比3.2%増の897万2204人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が4.6%増だったのに対し、旅客輸送量を表す有償座席キロ(RPK)が5.2%増となった結果、利用率は0.4ポイント増の78.2%となった。

 11月2日に運航実績を発表したNHの旅客数は6.3%増の476万1762人。ASKは8.1%増、RPKは8.3%増で、利用率は0.1ポイント増の75.8%となった。旅客数はJLの421万442人を上回ったが、利用率についてはJLが1.0ポイント増の81.1%で、NHを上回った。JLは10月24日に上期と9月の実績を発表している(関連記事)。

 方面別の旅客数は、NHは全方面で増加し、最も多かったのは「アジア・オセアニア」で6.2%増の326万3912人。伸び率が最も高かったのは欧州で14.9%増の43万9581人だった。

 利用率が最も高かったのは「欧州」で5.7ポイント増の80.9%となり、唯一前年を上回った。以下は「北米・ホノルル」が1.2ポイント減の78.0%、「アジア・オセアニア」が0.7%減の72.4%となった。

 JLの方面別旅客数は「欧州」が12.4%増の37万8297人、「米大陸」が4.6%増の63万5768人とそれぞれ増加した。「韓国」は前年並みの29万5550人。他の方面は座席数を絞ったことなどから、前年を下回った。利用率とその伸び率が最も高かったのは「欧州」で、4.8ポイント増の83.5%。最も減少したのは「ハワイ・グアム」で、4.7ポイント減の80.2%となった。

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