10月5日から「たけふ菊人形」、OSK公演も 福井県越前市

 福井県越前市で開かれる「たけふ菊人形」に合わせて公演する「第38回たけふレビュー」の出演者、OSK日本歌劇団の楊琳さんと舞美りらさんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。

 たけふ菊人形は10月5日から11月5日まで越前市武生中央公園で開かれ、レビューは越前市文化センター大ホールで同時開催する。66回目を迎える今年の菊人形のテーマは「井伊直虎」。直虎の生涯を27体の菊人形で紹介する。

 今年のトピックは、菊人形館が無料になり、中学生以下はOSK公演も無料で見ることができるようになること。従来、菊人形の来場客のうち半数はレビューを見学していたそうだ。

 楊さんは「歌劇やレビューを知らない若い人たちに見てもらって、歌劇やレビューの華やかさを知ってもらいたい」。舞美さんも「若い人たちに『また行きたい』と思ってもらって、ご両親や祖父母と一緒に来てもらえたら」と話す。

 実際、今年の歌劇団入団者のなかに菊人形とレビューを見て決意した武生出身者の女性がいるという。楊さんは「地元の人がレビューを見て、入団してきたのは初めてです。うれしいですね」。「あと5年で歌劇団は100周年。節目の年まで頑張りたい。ぜひ見にきてください」。


情報提供:トラベルニュース社