ANAとJAL、7月の国内線旅客は4.5%増、利用率67.2%
全日空(NH)と日本航空(JL)の2017年7月の運航実績で、2社の国内線旅客数の合計は前年比4.5%増の625万1018人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は0.1%減、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は5.1%増で、利用率は3.3ポイント増の67.2%となった。
2社のうち、8月31日に運航実績を発表したNHは、旅客数が3.0%増の337万286人、ASKが0.5%減、RPKが3.9%増となった結果、利用率は2.7ポイント増の64.9%に。8月23日に7月の運航実績を発表したJLの旅客数は6.3%増の288万732人、ASKは0.5%増、RPKは6.7%増で、利用率は4.2ポイント増の70.9%だった。
NHの路線別の旅客数は羽田/新千歳線が最も多く、4.9%減の30万4839人。次いで、羽田/福岡線が2.1%増の27万3452人、羽田/那覇線が9.0%増の23万4401人と続き、上位5路線を羽田線が占めた。
旅客数の伸び率では、提供座席数を倍以上に増やした福岡/宮崎線が97.7%増の1万9418人で1位に。以下は羽田/宮古線が79.0%増の1万6472人、新千歳/静岡線が46.2%増の4611人で続いた。
利用率が最も高かったのは熊本/那覇線で87.6%。次いで、羽田/石垣線が86.4%、羽田/宮古線が86.3%となり、上位6路線が8割を超えた。JLの詳細は別途記載(下記関連記事)。