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アウトバウンド促進協、8月から続々とセミナー、年末まで9回

  • 2017年7月18日

 日本旅行業協会(JATA)は8月から、各国の大使館や政府観光局、日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)などの協力のもと、アウトバウンド促進協議会の活動を加速する。同協議会はこれまでにも3月の「韓国旅行緊急復活フォーラム」や、6月のメキシコ観光局およびユカタン州との共催セミナーなどを開催しているが、このほど「『プランナーズ・EY』新しいトレンドをつくる プロの視点」と題して、9回のデスティネーションセミナーなどの開催を発表した。

 8月24日にはニュージーランド航空(NZ)やニューギニア航空(PX)などから講師を招き、「南太平洋の新しい観光素材」をテーマにクック諸島、トンガ、ソロモン諸島、バヌアツなどを紹介。同29日には「北アフリカ・マグレブ諸国の最新旅行事情と注目のデスティネーション」としてアルジェリア、チュニジア、モロッコを取り上げる。関係者によれば、その後は9月の「ツーリズムEXPOジャパン2017」で第2回の総会も開催する見通し。

 10月5日には「アフリカ大研究 注目したいアフリカ諸国の観光資源とツアー造成」と題して、ナミビア、エチオピア、ザンビア、ウガンダを紹介する。同18日には、午前中に駐日欧州連合代表部でEU各国の大使館と観光局が参加するワークショップを開催。午後のセミナーでは「東ヨーロッパの新しい観光素材」をテーマに、ポーランド・ハンガリー・チェコの各政府観光局を招いて、東欧の古城ホテルや小さな村などを取り上げる。

 11月1日には、インドネシア大使館と日本アセアンセンターの協力のもと、インドシナ諸国の「伝統的で絵になる祭り」の商品化について研究。同13日には「東地中海の新たな商品展開を考える」と題し、ギリシャ、イスラエル、キプロスの最新観光事情を紹介する。

 12月4日にはイタリアのみを掘り下げるセミナー「イタリア再発見:イタリア各地の新しい商品」を開催。イタリア政府観光局とアリタリア-イタリア航空(AZ)から講師を招き、「南イタリア」「北イタリア」「ユニークベニューの活用」に焦点を当てる。同11日には「ヨーロッパ・アルプスを深く知る」をテーマに、スイスやフランス、チロル地方のトレイルやホテルについて情報を提供する。

 会場は、駐日欧州連合代表部でのワークショップ以外はいずれもJATAの第1会議室または第2会議室を使用。各回の参加者数は80名から100名程度を見込む。参加の申し込みはJATAのウェブサイトから受け付ける。