現地レポート:カナダ・カルガリーで食べ歩きやビールを楽しむ旅
現地ツアーで気軽に食文化を体験
ブリュワリー巡りや芸術鑑賞も
パティスリーやギャラリーで地元の文化に触れる
小さなパティスリー「デカダン・ブリュレ」は、オーガニック素材を使ったスイーツが自慢だ。アンダーソン氏によると、市販の素材には無添加と謳いながら添加物が入っているものも多いが、「ここは正真正銘のオーガニック素材だけを使っている」と強調する。
食べ歩きの途中には、「ギブソン・ファイン・アート」にも立ち寄った。ここはアルバータ州を含むカナダのアーティストの絵画を集めたギャラリーで、4週間ごとに展示作品を変えるそうだ。このギャラリーがある11thアベニューは「デザイナー・ディストリクト」と呼ばれるデザイナーが集まる地区で、8つものギャラリーが集まる。
最後に訪れたのは、料理関係の本や食材などを取り扱う「クックブック・コウ・クックス」。料理本に加え、厳選された食材や調味料のほか料理器具などが並び、ツアーガイドによれば料理教室なども主催するなど、カルガリーの食文化に欠かせない場所だそうだ。この店はワインショップ「メトロビノ・ワインズ」も併設。地元産ロゼワインのテイスティングでツアーを締めくくった。
「Palette to Palate」は約3時間で約2キロメートルを歩いて、店を巡る。カルガリー・フード・ツアーズでは、このほか日曜日にブランチを楽しみファーマーズ・マーケットを巡るツアーなど、単なる食体験だけではなく、その背景にある地元の文化に触れられるコースも用意している。