「お茶の京都」で日本遺産サミット 7月1・2日、ご当地グルメも集結
文化庁が認定する全国の「日本遺産」の魅力を伝える「日本遺産サミットin京都」が7月1、2日、京都府木津川町・精華町のけいはんなオープンイノベーションセンターで開かれる。全国の認定地域が集い事例発表や旅行会社との商談会で日本遺産の観光活用を考えるほか、ご当地グルメやゆるキャラの登場で各地の「物語」をアピールする。
「日本遺産」は地域の文化財をまとめ、その価値や魅力を伝える「ストーリー」を認定することで観光振興や地域活性化につなげようというもの。2015年度に創設され、現在は54の日本遺産が認定されている。
サミットは1日、人間国宝の京舞井上流五世家元・井上八千代さんによる京舞で開幕。「日本遺産を活かした地方創生」をテーマにした対談や、日本遺産活用の先進事例の発表が行われる。熊本県の「くまモン」や愛媛県今治市の「バリィさん」、地元京都府からは「まゆまろ」など日本遺産認定地域から11体のゆるキャラも集う。
そのほか、会場内では29地域がブースを設置し、旅行会社との商談会も実施。意見交換を行い、マッチングを図る。
会場では両日、来場者に地域の魅力を伝えるイベントを開催。石川県小松市の石焼きピザ、沖縄県のソーキそば、福井県小浜市の焼きさばずし、富山県高岡市の高岡風お好み焼きなど各地のご当地グルメが味わえる。各地の日本遺産のストーリーを紹介するコーナーや、子どもたちが楽しめる体験も開かれる。
また、舞台となる京都府山城地域「お茶の京都」の魅力もアピール。山城地域12市町村による食や特産品ブースや、精華町のスイーツコーナー、宇治茶の講座やバー、エクスカーションも催される。
時間は1日が11-17時、2日が10-15時。
(17/06/21)
情報提供:トラベルニュース社