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ルフトナー、リバークルーズの利便性アピール、18年に新造船就航

  • 2017年6月22日

(左から)ルフトナー夫妻、オーストリア大使館商務参事官のインゴ・ローシュミット氏。写真提供:Advantage Austria  オーストリアでリバークルーズを取り扱うルフトナー・クルーズは先ごろ、都内で旅行会社などを対象にレセプションを開催した。同社CEOのヴォルフガング・ルフトナー氏とマルティナ・ルフトナー氏は本誌取材に応じ、「今回は当社のリバークルーズを直接日本の旅行会社の方に知っていいただくため来日した」と述べ、「日本人の方は文化や音楽に興味を持っている方が多いと思うが、リバークルーズはこれらを船の上で楽しんでいただける」とアピールした。

 日本地区販売総代理店を務めるインターナショナル・クルーズ・マーケティング(ICM)によると、ルフトナー・クルーズを利用する日本人は年々増えており、毎年約30%ずつ増加。ルフトナー氏は、同社が提供するリバークルーズの魅力について「ヨーロッパはケルン、ウィーン、アムステルダムなど、川沿いが主要都市として発展している。ヨーロッパを周遊するのに、リバークルーズはベストな方法」と説明した。

 また、クルーズは1度チェックインしてしまえば、荷物を再度パッキングしたりホテルをチェックインし直す必要がないため、周遊旅行の際は利便性が高いが、これに加えてリバークルーズは移動中もデッキなどから街の風景を楽しむことができると説明。さらに、大型のクルーズ船とは異なり、リバークルーズは1回の乗船人数が150名程度と小規模であることから、「スタッフもお客様のことを覚えることができ、丁寧なホスピタリティを提供できる」と強調した。

 なお、レセプションではこのほか、ICMが2018年のコースおよび新造船についてプレゼンテーションをおこなった。18年のコースに関しては、アムステルダムのフラワーマーケットや、アーネムの野外博物館などを訪問する7泊8日の「チューリップクルーズ」、ザルツブルクやブラチスラヴァでのコンサート鑑賞などを組み込んだ7泊8日の「ドナウ川のクラシック音楽クルーズ」などを設けたという。

 新造船については、ルフトナー・クルーズとして15番目の船となる「アマデウス・クイーン」を建造しているところ。全長135メートルで、客室数は26.4平方メートルのスイートが12室、17.5もしくは16平方メートルのステートルームが69室の全81室。船内には客室のほか、屋上デッキや屋内プール、レストラン、美容室なども備える。就航は2018年を予定する。