HISのGW、海外1位は5年連続でハワイ、伸び率はパリ
エイチ・アイ・エス(HIS)はこのほど、今年のゴールデンウィーク(4月28日~5月6日)の予約動向を発表した。3月22日時点の、航空券または航空券とホテルを組み合わせた「自由旅行」の予約者数とパッケージツアーの予約者数をもとに集計したもので、海外旅行の方面別総合ランキングは5年連続でハワイが1位に。2位から6位までは昨年と変わらず、上位10位を近・中距離方面が占めた。
今年は、総合ランキングでは昨年18位の釜山が10位まで上昇。16年12月にジンエアー(LJ)が北九州線、チェジュ航空(7C)が成田線を新規就航したこと、GWにあわせてエアプサン(BX)が福岡線の臨時便を運航することなどにより大きく順位を上げた。自由旅行については昨年121位のロンドンが10位となり、長距離方面では唯一ランク入り。パッケージツアーはビーチリゾートが好調で、昨年12月にバニラエア(JW)が成田線を就航したセブ島などが伸長した。
昨年からの伸び率では、1位のパリが45%増、3位のウィーンが37%増、5位のデュッセルドルフが31%増となるなど、ヨーロッパ方面に回復傾向が見られた。そのほかは2位にドバイ、4位にベトナムのダナンが入った。
出発日に関しては、昨年は4月に人気が集中したが、最大で9連休となる今年はばらつきを見せ、最も人気が高いの後半の5連休の初日となる5月3日。2位は前半の土曜日の4月29日で、米国やヨーロッパなど長距離方面を訪れる人が多いという。
なお、国内ツアーの予約者数ランキングでは、5年連続で沖縄が1位となり、以下は北海道、九州、中国・四国となった。北海道は桜の見頃を迎える函館の予約が特に好調。そのほかには3月に34ヶ所目の国立公園に指定された「奄美群島国立公園」を訪れる、首都圏発のツアー商品が好調に推移しているという。