日本航空、2月の国際線旅客は0.9%減、欧州が順調に回復
日本航空(JL)の2017年2月の運航実績で、国際線旅客数は前年比0.9%減の66万6369人だった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は3.2%減だったところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は0.7%増となり、利用率は3.1ポイント増の81.1%となった。
方面別旅客数は「欧州」が11.8%増の4万6344人で唯一2桁増に。JLによるとテロ事件の落ち込みから回復傾向にあり、昨年11月から4ヶ月連続の増加となった。
最も旅客数が多かったのは「東南アジア」で1.1%減の26万9298人。以下は旧正月の休暇が前倒しで1月27日から開始した「中国」が2.5%減の10万7908人、「ハワイ・グアム」が8.0%減の9万311人で続いた。
利用率が最も高かったのは「韓国」で3.7ポイント増の89.7%。以下は、「オセアニア」が0.3ポイント減の86.5%、「ハワイ・グアム」が2.2ポイント減の85.9%となるなど、計6方面が8割を上回った。最も伸び率が高かったのは「欧州」で11.3ポイント増の84.0%。2位は「東南アジア」で4.4ポイント増の84.3%、3位は「韓国」だった。