一般社団法人北びわこふるさと観光公社（滋賀県長浜市、岸本一郎理事長）は、教育旅行専用企画として長浜市の歴史文化施設利用に便利な「びわ湖・長浜　スクールパスポート」を販売している。同市がもつ戦国時代から近代にかけて豊かな歴史を学ぶ校外学習や修学旅行での利用を呼び掛けている。

　パスポートは2016年4月1日に販売開始。限られた予算で有意義な教育旅行を実施したいという学校側の課題を受け、同市の歴史文化、郷土を愛する心の発信や教育素材の提供、地域活性化なども目的に企画した。今年度は高校から小学校まで19校2770人が利用。秋の遠足や教育旅行のシーズンに向けてアピールを行い、現時点で新年度の予約が入るなど好調だという。

　児童・生徒が利用対象で、参画15施設から2施設または3施設に入場可能な券を設定。3施設入場券は、利用した生徒全員に特製ポストカード2枚組みをプレゼントするほか、市街地にある湖北観光情報センターを学校の本部待機施設として無料で利用可能、見回り用電動アシスト自転車の1台無料貸付を用意するなど生徒、学校に特典を設定している。

　参画施設は、長浜鉄道スクエア▽長浜城歴史博物館▽海洋堂フィギュアミュージアム黒壁▽慶雲館▽曳山博物館▽国友鉄砲の里資料館▽浅井歴史民俗資料館▽小谷城戦国歴史資料館▽五先賢の館▽高月観音の里歴史民俗資料館▽ヤンマーミュージアム▽今重屋敷能舞館▽北国街道安藤家▽長浜別院大通寺▽長浜アートセンター。

　料金は2施設入場券が300円、3施設入場券が500円。教諭や添乗員は無料パスで対応する。14日前までに予約が必要。

　同公社は長浜市と米原市の着地型旅行の推進を目的に13年に設立。旅行業登録を取得し（滋賀県知事登録旅行業地域－242号）地元との連携で地域素材を生かした旅行商品を造成している。

　問い合わせは電話0749－78－0300。

　（17／03／22）

情報提供：トラベルニュース社