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気象庁、小笠原・西ノ島の火口周辺警報を解除、噴火兆候なし

  • 2017年2月15日

上空から見た2014年1月時点の西之島(写真提供:気象庁)  気象庁はこのほど、小笠原諸島の西之島に発出していた火口周辺警報を解除した。同庁は昨年8月に火口周辺警報の「入山危険」を「火口周辺危険」に引き下げ、火口から1500メートルまでとしていた警戒を要する範囲を500メートルまでの範囲に縮小。あわせて海上警報も解除していたところ。その後も火山活動の低下が継続し、噴火の兆候が認められないことから、今回の措置となった。

 なお、火口周辺には引き続き高温部が点在すること。火口内では規模の小さな噴出現象が発生する可能性があることなどから、旅行者などには引き続き注意を呼びかけている。

 西ノ島は2013年11月の噴火以降、急激に巨大化して新島を形成。注目を集めたことから、旅行会社も小笠原諸島を訪れるクルーズ商品などに西ノ島沖の周回を組み込んでいる。