気象庁、霧島山の警戒レベルを引き上げ、火口周辺警報に
- 2016年2月29日
気象庁は2月28日、宮崎県と鹿児島県の県境に位置する霧島山について、発出していたレベル1の噴火予報「活火山であることに留意」を、レベル2の火口周辺警報「火口周辺危険」に引き上げた。えびの高原の硫黄山周辺で、火山性地震が増加していることを受けたもの。気象庁によれば同地域では、昨年7月頃から傾斜変動を伴う火山性微動が時々発生しており、同年12月14日以降には噴気や地熱域を確認。地熱域については拡大傾向が認められるという。火山活動の高まりを受けて同庁は、「今後、状況によっては小規模な噴火が発生する可能性が...