藤田観光、箱根ホテル小涌園の営業を18年に終了、老朽化で

  • 2017年2月14日

 藤田観光は2月14日、「箱根ホテル小涌園」の営業を2018年1月10日をもって終了すると発表した。1948年に箱根小涌谷地区でのリゾート事業を開始した同社は、59年に「箱根ホテル小涌園」を開業。60年近い営業による老朽化を考慮した。

 なお、同社は2015年から19年までの中期経営計画で箱根地区の再開発を進めており、昨春には旅館「美山楓林」を開業したほか、国の有形文化財建築物に指定されている「貴賓館」と「迎賓館」をそれぞれレストランとしてオープン。今年4月20日には新たな旗艦施設として全室露天風呂付きの旅館「箱根小涌園天悠」も開業する。また、15年に取得した庭園「蓬莱園」での宿泊施設開発についても検討を開始するという。