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トップインタビュー:ニュージーランド航空CEOのラクソン氏

日本市場への投資継続、羽田線も検討
ゴールデンルート以外の地方の魅力を訴求

-今後日本人にアピールしたい地域があればお教えください

ラクソン 日本人のグループの多くは、クライストチャーチ、テカポ、マウントクック、クイーンズタウン、ロトルア、オークランドなどを巡る「ゴールデンルート」を訪問する。しかし、若者やリピーターなどは他の地域も訪れる傾向もある。ゴールデンルート以外の地域を引き続きプロモートしたい。

 ニュージーランドはドライブで周遊しやすい島だ。特におすすめなのは南島の南部で、オイスターで有名なブラフや、キャットリンズ保護公園での自然散策も楽しい。南島から南に30キロメートルほどの沖には、その大半が国立公園に指定されたスチュアート島もあり、魅力的な観光地が数多く存在する。

 北島では、オークランド近郊のワイヘキ島でワイナリー巡りが楽しめる。中部には富士山のような火山のあるトンガリロ国立公園が、南部には映画や芸術で有名な首都のウェリントンもある。美しい自然や美味しいワインなど、旅行者にアピールできる素材はニュージーランド全域にたくさんある。


-日本/南米間の需要の獲得にも取り組まれていますね

ラクソン 15年12月から、オークランド/ブエノスアイレス線を週3便で運航中だ。アジアからのお客様がオークランド経由で南米に行くのは、とても魅力的な方法と言えるだろう。このほど、日本の旅行会社数社を対象に、ブエノスアイレスへのファムツアーも実施し、アピールした。

 ニュージーランドはアジアや南北アメリカをつなぐとてもいい位置にある。NZはオークランドから東京と大阪に加え、上海、香港、シンガポールにも就航しており、この夏は期間限定でホーチミン線を初めて運航した。アジアから南米への需要は十分あると感じている。


-日本での販売戦略を教えてください

ラクソン NZはすべてのセールスチャネルを効率よく使い販売している。日本では大手旅行会社と良い関係を築いており、今後も継続する。また、ここ数年で直販が増えてきた。今後は旅行会社経由と直販のバランスを取りながら航空券を販売したい。