インド、1000ルピー札など使用不可に、新紙幣導入で
インド政府は今月8日、500ルピーと1000ルピーの高額紙幣を無効化した。新たに500ルピー紙幣と2000ルピー紙幣を導入することに伴うもので、旧高額紙幣については、12月30日まで銀行への預金または新紙幣との交換が可能としている。11月14日の時点で交換額は4000ルピーまでとしているが、上限は23日頃に見直す予定だ。
ATMでの現金引き出しについては、18日まではカード1枚あたり1日2000ルピーを上限とし、19日以降は1日4000ルピーに引き上げる。銀行窓口での現金引き出しは24日までは1日1万ルピー、1週間あたり2万ルピーを上限とした。24日以降は上限を見直す。
在日インド日本大使館では30日まで、旅券や証明書、査証の発給などの領事手数料について、旧高額紙幣による支払いも受け付けるとしている。
なお、インド政府は8日の発表後、猶予期間として11日までは政府系の病院や交通機関、店舗などで旧高額紙幣による支払いを受け付け、12日にはさらに猶予期間を14日まで延長していた。