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法務省、短期滞在外国人も自動化ゲート利用可に、11月から

  • 2016年9月8日

 法務省の入国管理局は出入国審査場の自動化ゲートについて、11月を目途に外国人の利用対象者を拡大するための「トラスティド・トラベラー・プログラム」を開始する。自動化ゲートは現在、90日以上日本に在留し、再入国許可を得て一時的に出入国する場合に限り利用可能。同プログラムでは90日未満のビジネス客などにも利用範囲を広げ、成田・羽田・中部・関空での手続きの迅速化をはかる。同省は8月に省令改正に向けたパブリックコメントを実施していたところ。

 短期滞在者が自動化ゲートを利用するためには、過去に一定回数以上の来日歴があることや、強制退去などの経歴がないことなど一定の要件をクリアし、「トラスティド・トラベラー(信頼できる渡航者)」として「特定登録者カード」を交付されることが条件。希望者は日本訪問前にオンラインで適性などに関する1次審査を受け、通過者はその後の日本到着時に一旦通常の入国審査を受けた後、空港内の登録場所で指紋などの個人識別情報などを提供して2次審査を受ける。2次審査の通過者は「特定登録者カード」を受け取ることができる。