HAC、冬ダイヤからすべてJAL便名に、予約システム統一

  • 2016年7月28日

 日本航空(JL)の子会社の北海道エアシステム(HAC)は、10月30日の冬ダイヤ開始をもって、全運航便をJL便名にするとともに、予約システムをJLのシステムに統一する。HACの予約センターも10月29日19時をもって営業を終了し、30日以降の予約はJLの予約センターまたは公式ウェブサイトで受け付ける。国土交通省の認可が条件。

 JLは2011年にHACの株式を売却して、経営から撤退。しかし14年10月にHAC株式の51.2%を保有し、再度子会社化していた。

 10月29日までの航空券はHAC便として、30日以降の航空券はJL便として、2ヶ月前から販売を開始。HAC便の航空券の出発日などを変更する場合、30日以降のJL便への変更はできないため、HACでは払い戻しをおこなった上でJL便に予約し直すよう呼びかけている。払い戻しはHACの空港カウンターで受け付け、旅行会社経由で購入した人には購入店舗での手続きを求める。HACは取引のある旅行会社に対し、個別に便名変更などの案内をおこなっているという。

 HACは14年の再子会社化に伴い、15年6月にロゴマークをJLの「鶴丸」に変更。16年4月からは乗務員や空港スタッフの制服を、JALグループの共通デザインに統一している。保有する3機のSAAB340B型機の塗装も、16年度から17年度にかけて「鶴丸」に変更しているところで、4月28日には1機目の新塗装機が運航を開始した。