航空会社満足度、1位は5年連続シンガポール-エイビーロード調査
▽部門別ランキング、客室乗務員は日系2社が1位と3位に
部門別ランキングを見ると、「航空機の機材、設備」の1位は総合ランキングと同様にSQで、2位はNH、3位はエミレーツ航空(EK)。SQを満足と回答した理由については「座席の幅・快適さ」が最も多かった。2位のNHは「機体の新しさ・きれいさ」が、3位のEKはSQと同じく「座席の幅・快適さ」が好評だった。
「客室乗務員の接客サービス」に関しては、1位はNH、2位はSQ、3位は日本航空(JL)と日系2社が上位3位以内にランクイン。満足した理由としては、いずれも「対応の丁寧さ」が最も多く、次いで「対応の正確さ」「対応の速さ」となった。
空港内の職員の接客サービスについては、1位は3年連続でNH、2位はSQ、3位はニュージーランド航空(NZ)となった。NHには「ロサンゼルス空港で乗継便が遅れて、羽田への帰国便まで時間がぎりぎりだったが、職員がすぐに声をかけてくれ、搭乗口まで案内をしてくれて助かった」など、SQは「笑顔を絶やさない接客に感心」など、NZは「乗り継ぎの案内などが丁寧で、的確だった」などの回答があった。
機内の飲食サービスについては1位がSQ、2位がEK、3位はNZなどとなり、上位5位はいずれも海外の航空会社が占めた。SQを満足と回答した人の理由としては「食事の味」が81.2%と最も多く、このほか「食事の量」が43.5%、「無料で提供される食事やドリンク類の範囲」が37.8%と続いた。
機内エンターテイメントは、EKが3年連続で1位となった。回答者からは「日本各地の地方新聞が備えてあった」や「日本語のものやさまざまな映画があって、長いフライトでも楽しめた」などの声が挙がった。以下は2位がSQ、3位がNZ、4位がNH、5位がJLとなり、5位以内に日系2社がランクインした。
コストパフォーマンスに関しては、カタール航空(QF)が1位、EKが2位、SQが3位となり、中東とアジアのエアラインが人気を集めた。QFは「機内がきれいで快適だった。値段も安かった。乗務員の対応がよかった」など、EKは「値段以上の価値があった」など、SQは「食事とアメニティが最高だった」などのコメントが寄せられた。
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