5月の旅行業倒産は2件増の3件、円安やテロが影響

  • 2016年6月9日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2016年5月の旅行業の倒産件数は前年比2件増の3件だった。負債総額は1465%増の6億6600万円で、東日本大震災関連の倒産は1件だった。

 負債総額の大幅な増加は、ブラジルなどの南米ツアーなどを取り扱っていた海外移住旅行社が、負債総額5億円で破産したことによるもの。その他の2社はいずれも負債総額1億円以下の小規模倒産で、円安やテロが影響したという。

 なお、宿泊業の倒産件数は前年比1件減の3件で、負債総額は21.6%減の1億3500万円だった。宿泊業の詳細は別途記載(下記関連記事)。