アクア-アストン、旅行会社との連携強化、認知度向上へ
ハワイを中心にホテルを運営するアクア-アストン・ホスピタリティは、日本市場において旅行会社との連携を強化する方針だ。このほど来日した同社最高売上責任者のエリザベス・チャーチル氏らは本誌のインタビューに応え、日本市場の販路は7割から8割が旅行会社経由であることを説明。「今後もパートナーシップを強化していきたい」と強調した。
チャーチル氏は、同社が昨年にアクア・ホスピタリティーとアストン・ホテルズ&リゾートが合併した新たな会社であることについて述べ、「旅行会社も消費者も、まだ当社のことをちゃんと理解できていない」と説明。旅行会社向けには、すでに開始しているFAMツアーやインスペクションを継続し「他のホテルとの違いを理解してもらう」ことで、販売促進につなげる考えを示した。
また、同社は日本地区販売総代理店(GSA)としてパシフィックリゾートを選定し、日本語でのコールセンターを設けるなど、サポート体制を強化していることも強調。「消費者からの予約や相談はもちろん、旅行会社に対しても日本時間で日本語によるサポートができる」とアピールした。コールセンターでは現在、一部のプランの予約のみを取り扱っているが、今秋にはすべてのプランの取り扱いを開始するという。
チャーチル氏はこのほか、「旅行会社を利用してもらうためには、消費者にも当社を知ってもらう必要がある」と述べ、消費者向けにはソーシャルメディアを利用した情報発信や、雑誌やインターネットなどを通した広告展開をおこなう方針も示した。
なお、同社は5月中に、ワイキキに新たなホテル「ザ・サーフジャック・ホテル&スイムクラブ」をグランドオープンする。客室数は111室で、館内の一部施設については3月にソフトオープンしている。同氏は「現地の著名なアーティストの美術品を飾るなど、これまでとは違う非常にユニークでアーティスティックなホテル」とアピールした。
※訂正案内(編集部 2016年5月20日11時15分)
・訂正箇所:最終段落第2文
「チャーチル氏によると、同社がワイキキで開業するのは今回が初めて。」を削除
・訂正箇所:パシフィックリゾートからの訂正により、最終段落の客室数を修正しております。
誤:客室数は112室で・・・
↓
正:客室数は111室で・・・
お詫びするとともに訂正いたします。