日本旅行、夏の海外ツアー発売、15%値下げで需要喚起

  • 2016年5月12日

「夏さきドリ」シリーズのパンフレット表紙  日本旅行は3月25日から、夏期の海外旅行商品を順次発売している。今年は、円高や一部の航空会社による燃油サーチャージの廃止を受け、旅行代金を前年比で平均15%引き下げて設定。さらなる需要喚起をはかり、7月から9月までで前年比23%増となる5万5800人の取り扱いをめざす。

 ファミリーを対象とした「夏さきドリ」シリーズでは、これまでのハワイ、グアム、米国本土などの方面に加えて、新たにベトナムやフィリピンのリゾート地を設定。90日前から100日前までに予約した人を対象に、旅行代金を1名あたり1万円から3万円まで割り引く早期申込特典も用意した。さらに、成田または羽田の駐車場を1グループにつき1台分提供する。

 同じくファミリーを対象とした「夏のふぁみバケ」では、セブ島とベトナム方面のコースを前年から50%拡充。新たなサービスとして、5月31日までに予約した人を対象に、WiFiルーターを1グループあたり1台提供する。

 特別企画商品としては全7コースの「アリタリア-イタリア航空で行く イタリア」を販売。拡大する個人旅行需要に応じるため、新たに個人向けのフリー型商品を設定したほか、個人では予約が取りにくいフィレンツェの「ヴァザーリの回廊」を訪問するコースを設けた。137の出発日のうち30の催行がすでに決定しており、さらに61の出発日で2名から出発を保証する。

 このほか、幅広い世代を対象としたシリーズ「夏から秋のイチ押し」では、巻頭特別企画として「お祭りのように大人の夏休みを演出する」をテーマに掲げた「夏祭り!」を設定。例えば、サンセットクルーズとバーでのカクテルタイムを組み込んだハワイ商品などを用意した。