海外旅行業況、欧州低迷も1ポイント増に、豪州など好調

  • 2016年3月17日

▽次期は8ポイント増予想、欧州が回復傾向に

 JATAは3ヶ月後の4月から6月までについては、海外旅行全体で今期比8ポイント増のマイナス31を予想。ヨーロッパ方面が回復傾向にあるほか、引き続きオセアニアへの需要が順調に推移しているという。

 業態別では「総合旅行会社」が28ポイント増のマイナス43となり、最も上昇すると予想。また、「海外旅行ホールセラー」は12ポイント増のマイナス41、「リテーラー1」が8ポイント増のマイナス31など、すべての業態で増加する見込みだ。

 方面別では、ヨーロッパが16ポイント増のマイナス56、韓国が8ポイント増のマイナス56、ハワイが6ポイント増のプラス3などとなり、それぞれ改善する見通し。ハワイがプラスに転じた場合は、14年3月期以来2年ぶりとなる。顧客層別では、シニアが9ポイント増と最も増加し、ハネムーン、ファミリー、インセンティブ、商用・視察はそれぞれ6ポイント増、OLは5ポイント増と予想した。一方、学生は4ポイント減を見込む。

※訂正案内(編集部 2016年3月22日 10時30分)
・1ページ目の第3段落最終文を修正し、2ページ目第3段落2文目に移動
誤:ハワイが増加したのは14年3月期以来2年ぶりとなる。

正:ハワイがプラスに転じた場合は、14年3月期以来2年ぶりとなる。
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