訪日客向け施設「裏参道ガーデン」が開業、古民家をリノベ

  • 2016年3月15日

裏参道ガーデンの外観  不動産業などをおこなうATOMICSと工務店のホーメストはこのほど、渋谷区神宮前に古民家をリノベーションした訪日外国人旅行者向けの商業施設「裏参道ガーデン」を開業した。明治2年に創業した老舗茶屋「宇治園」や、オリジナルの香を作ることができる「Juttoku」、日本製のグッズを販売する「蔵がろう-Kura Museum」など、日本ならではの飲食店や文房具店などが計7店舗が出店するもの。今後はさらに1店舗がオープンし、計8店舗になるという。

 同施設のテーマは「思い出に残したいと思ってもらえるような場所」。このほど開催したメディア向け内覧会で、施設のデザインとブランディングを担当した空間プロデュース事業などを展開するアンドロップCEOの澤曙憙誕氏は「ただ食べる、買うだけではなく、体験できる施設にしていきたい」と述べ、「1日の来場者数は1000人をめざす」と意欲を示した。

施設内の様子  澤氏は、同施設を開業した理由について「表参道にはすでに訪日外国人旅行者が多く訪れているが、その需要をより拡大させたいと思った」と説明。今後は東京以外にも、福岡や大阪などの主要都市で同様の施設を展開させたい考えで、「日本の良いものを世界に発信したいと思っている人たちが、一緒に発信できる場所を作りたい」という。