旅館とホテルの5割が増収、8割が黒字に-東京商工リサーチ調査
▽増収増益は約3割、減収減益は2割超
純利益で黒字を計上したのは全体の78.6%を占める1234社で、赤字は21.4%の335社だった。全社の純利益の合計は15.6%減の1105億8300万円。TSRによれば、中堅ホテルで建物改修による特別損出を計上した企業が多かったことなどが影響した。このうち増収増益は28.9%を占める521社で最も多く、そのほかは増収減益が14.9%の235社、減収増益が12.1%の190社、減収減益が20.8%の327社となった。
地区別の純利益を見ると、黒字企業の割合が最も高かったのは九州で83.8%。赤字企業の割合に関しては北陸が37.8%と最も大きかった。
業歴については、10年以上50年未満が665社で全体の42.4%を占めた。次いで50年以上100年未満が487社、100年以上が98社と続いた。