エールフランス、成田線も新座席のB777で運航開始

  • 2016年1月13日

ファーストクラス  エールフランス航空(AF)は1月12日から、成田/パリ線に新しいシートを搭載したボーイングB777-200型機とB777-300ER型機を導入した。B777-200型機はビジネスクラスが40席、プレミアムエコノミークラスが24席、エコノミークラスが216席の計280席。B777-300ER型機はファーストクラス4席、ビジネスクラス58席、プレミアムエコノミークラス28席、エコノミークラス206席の計296席とした。

 今回の導入により、羽田、関空/パリ線を含めたすべての日本路線で新しいシートが利用可能となった。なお、B777-200型機で運航している関空線については、現在は以前のシートを搭載した機材も利用しているが、今夏を目途にすべてを新しいシートに入れ替える予定だ。

 新しいファーストクラスは、最長で2メートルになるフルフラットシートを備えており、シート幅は57センチで、ベッド幅は77センチ。ベッドサイドにはランプとクローゼットを設置。テーブルは約60センチメートル四方で、機内食はミシュラン3ツ星シェフなどが監修したメニューを提供する。

 ビジネスクラス ビジネスクラスもフルフラットシートで、シートピッチは97センチメートル。シート幅は68センチメートルから72センチメートルで、ベッドの長さは1メートル96センチとした。配列は1-2-1で、中央の2席には可動式のパーテーションを設置。機内エンターテイメントは16インチのワイドタッチスクリーンで提供する。機内食はフランス料理に加え、出発24時間前までの事前注文で本格的な和食メニューも用意する。

プレミアムエコノミークラス  プレミアムエコノミークラスはシェル型のシートで、シートピッチは97センチメートル、シート幅は48センチメートル。リクライニングは最大123度とした。10.4インチのタッチ型スクリーンを用意したほか、同クラス専用のフランス菓子詰め合わせセットや、アメニティキットを提供する。エコノミークラスはシートピッチが84センチメートル、シート幅は44センチメートル、リクライニングが118度。パソコン用の電源ポートやUSBポート、9インチのタッチ型スクリーンを用意した。

 AFでは成田線への新シートの導入を記念し、1月12日から2月29日まで、公式ウェブサイトでプレゼントキャンペーンを実施する。新たに制作した動画「ついフランス語で言ってみたくなる。エールフランスの魅力」を見てクイズに答えた人のなかから抽選で計200名に、ビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスなどの航空券、オリジナルキーリングを贈呈するもの。航空券は8月までに予約し、2016年内に旅行することを条件とした。