7月の旅行黒字は過去2位の1295億円-4ヶ月連続で1000億円超

  • 2015年9月9日

 財務省がこのほど発表した速報値によると、2015年7月の旅行収支は1295億円の黒字となり、前年から1157億円を上積みした。1295億円の黒字幅は4月の1334億円には劣るものの、7月としては過去最高、単月では過去2位となる。黒字は10ヶ月連続で、1000億円以上の黒字については4ヶ月連続。

 日本政府観光局(JNTO)によれば、7月の訪日外客数は単月では過去最高となる前年比51.0%の191万8400人。一方で出国日本人数は6.7%減の132万人となった。

 なお、7月のサービス収支は輸送収支の赤字幅拡大などにより1836億円の赤字に。貿易収支は1080億円の赤字となり、2つをあわせた貿易・サービス収支は2917億円の赤字となった。赤字幅は前年から1兆203億円縮小した。

 これらの結果、経常収支は1兆8086億円の黒字となり、黒字幅は前年から1兆4050億円増加。黒字は13ヶ月連続となる。