新観光庁長官に田村明比古氏-航空局長は佐藤善信氏

新観光庁長官の田村明比古氏  国土交通省は9月11日付で、新たに観光庁長官として、前航空局長の田村明比古氏を任命した。同日の閣議決定に伴うもの。久保成人氏は辞職した。航空局長には前海上保安庁次長の佐藤善信氏が、海上保安庁次長には大臣官房付の花角英世氏が就いた。

 田村氏は1980年に当時の運輸省に入省後、富山県企画県民部新幹線交通対策室次長や運輸省大臣官房文書課企画官(運輸政策局)、外務省在アメリカ合衆国日本国大使館参事官などを歴任。2000年には観光庁の前身にあたる運輸省運輸政策局観光部で旅行振興課長を、01年には国土交通省総合政策局観光部旅行振興課長を務めた。その後、同省の港湾局港湾経済課長、航空局監理部総務課長、大臣官房審議官の国際・国土計画担当や鉄道局担当を経て、11年に鉄道局次長、12年から航空局長に就いた。

 航空局長に就任した佐藤善信氏は、1982年に運輸省に入省後、自動車交通局企画補佐官、静岡県計画調査部空港企画課長、運輸省航空局監理部航空事業課貨物業務室長、同課地域航空活性化対策室長などを歴任。国土交通省発足後は、同省航空局飛行場部関西国際空港・中部国際空港管理官、同局管理部航空事業課長、総合政策局観光政策課長などを歴任し、2010年に航空局空港部長、11年7月に航空局航空ネットワーク部長、10月に航空局次長に就いた後、13年から観光庁次長を、14年から海上保安庁次長を務めていた。