昭文社は8月26日、訪日外国人観光客向けの無料観光情報アプリ「DiGJAPAN!（ディグジャパン）」に、東北地方では初めて岩手エリアの情報を追加した。岩手県の協力のもとリリースしたもので、同アプリが自治体の協力を得て掲載エリアを追加するのは今回が初めて。この追加で掲載エリア数は18に拡大した。

　同アプリは訪日外国人観光客のうち、主に個人旅行者に向けたサービス事業として展開しているもの。外国人旅行者に人気の高い観光地や温泉に関する情報のほか、モデルコースやクーポンなどを掲載している。また、ショッピング情報では外国人に人気のユニクロや100円ショップ、無料のWiFiスポットなども紹介する。対応言語は英語、中国語の繁体字および簡体字、韓国語、タイ語の5言語で、これまでに全世界で25万ダウンロードを記録した。

　今回新たに追加した岩手エリアでは、世界遺産に登録されている橋野鉄鋼山・高炉跡や平泉をはじめ、猊鼻渓や龍泉洞などの観光スポットを紹介。そのほか、わんこそばや三陸の海の幸などのグルメ、南部鉄器などの伝統工芸品なども紹介する。