外務省、ミャンマー・コーカン自治地帯の渡航情報を2段階引き上げ

  • 2015年4月21日

 外務省は4月21日、ミャンマー・シャン州の北部に位置するコーカン自治地帯に関して、渡航情報を「注意喚起」から2段階引き上げ「渡航延期勧告」へに変更した。同地帯では2015年2月以降、ミャンマー国軍と中国の漢族に由来する少数民族のコーカン族武装組織の間で衝突が発生しており、2月17日には90日間の非常事態宣言と軍事行政命令が発出されている。

 外務省によれば、一部地域では現在も激しい戦闘が断続的に発生し、これまでに200人以上の死者が発生。同省は同地域への渡航は「どのような目的であれ延期」することを勧めている。なお、ミャンマー政府は同州を旅行制限区域に指定しており、旅行には政府の許可が必要となる。