東京隅田川ユースホステルがリニューアル、外国人対応強化
東京都ユースホステル協会は先ごろ、浅草橋駅近くの柳橋の「東京隅田川ユースホステル」をリニューアルオープンした。開業から12年が経過したことによる施設の老朽化と、外国人旅行者のニーズの変化に対応するため、門限をなくしたほか、これまでドミトリーだった客室を個室に改装した。
東京隅田川ユースホステルは台東区柳橋に建ち、浅草寺や上野、スカイツリーへアクセスしやすく、さらに最寄りの浅草橋駅は成田空港と羽田空港から直通電車が運行されていることから、もともと宿泊者の6割以上を外国人旅行者が占めていた。
改装に際しては、こうした外国人旅行者を含めてあらゆる旅行者のニーズに対応できるよう「ユニバーサルデザイン」をコンセプトに採用。畳にベッドを設けた和室や、洋室など多様な種類の客室を用意したという。外観についても、花街として知られた柳橋のイメージを打ち出すため、「黒塀とのれん」をデザインに取り入れた。