1月の日本人出国者数は1.2%減の123.8万人-8ヶ月連続減

  • 2015年2月19日

 日本政府観光局(JNTO)によると、2015年1月の日本人出国者数(推計値)は前年比1.2%減の123万8000人となった。8ヶ月連続の減少だが、2014年12月は5.4%減の139万7000人で、12月と比べて減少幅は4.2%改善している。一方、訪日外客数は29.1%増の121万8400人。出国者数と訪日外客数の差は1万9600人となった。

 観光庁長官の久保成人氏は2月19日の専門誌会見で、中国、韓国への渡航者減が全体の出国者数を押し下げているとし、特に観光は落ち込んでいる部分があると説明。「(海外旅行を)楽しんでもらうようなきっかけづくりをしていきたい」と語った。韓国には2月13日から15日に訪問しており、韓国側と互いに地方への魅力を発信することを確認するとともに、韓国側に日本人歓迎の姿勢をさらに明確に打ち出してもらえるよう要望したという。