ハワイアン航空が機内食刷新、羽田線で「鶏から揚げむすび」
ハワイアン航空(HA)は1月28日、2015年の羽田/ホノルル線で新たに導入する機内食メニューの試食会を開催した。3月1日から8月31日までと、9月1日から2016年2月29日までの6ヶ月ごとにメニューを用意。引き続きハワイの地元の食材を活かしたメニューを提供する。機内食の試食会を公開するのは今回が初めて。
HA日本支社長の宍戸隆哉氏は「乗った時からハワイを感じてもらい、ハワイアンテイストをアピールしたい」と機内食のコンセプトを説明した。例えばプレミアムエコノミークラスとエコノミークラスでは、今回から新たに「鶏から揚げむすび」を用意し、1食目に提供。スパムむすびを元にアレンジしたもので、ハワイと日本の食の融合をはかった。また、引き続き人気の高い「ロコモコ」も提供する。
また、ビジネスクラスではフィリピンの伝統料理「カレカレ」も用意。オックステールやトライプ、豚足をピーナッツソースで煮込んだシチューで、いろいろな国の文化の影響を受けたハワイの多様性を表した。
さらに宍戸氏は、8月から羽田、関空/ホノルル線で導入しているプレミアムエコノミークラスのメニューもアピール。エコノミークラスよりも食事の量が多く、食器もカラフルなものを使用する。デザートやサラダにもこだわっており、例えば同クラス限定で3月から8月に提供するハワイアンパスタサラダでは、ハワイらしさにこだわりパイナップルエキスを使用した。このほか、優先搭乗やアメニティキットの提供なども展開中だという。
同氏によると、羽田/ホノルル線は就航以来好調に推移しておりロードファクターは「当初予想を上回る」勢い。プレミアムエコノミークラスも順調で、シニアや若者のハネムーナーなどに利用されているという。なお、現在申請中の羽田/コナ線については米国運輸省(DOT)の動きを待っているところと説明。就航しても既存路線は維持する考えを示した。