KNT-CT、10月国内は2.2%増-団体は2桁増、個人も微増

  • 2014年12月11日

 KNT-CTホールディングスの2014年10月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比2.2%増の334億1883万円となった。団体旅行は21.1%増の120億6512万円、個人旅行は0.9%増の47億2354万円と共に増加。一方、企画旅行は7.9%減の166億3017万円となった。

 団体旅行のうち、一般団体は大型の大会・会議や職場旅行の取り扱いがあったことで11.7%増の44億5431万円と2桁増に。学生団体は堅調に取り扱いが増加し、27.4%増の76億1081万円となった。

 企画旅行では、メイトが10.2%減の58億1372万円。低価格帯商品のラインナップ縮小の影響などで全般的に伸び悩んだ。方面別取扱人数では九州方面が好調を維持。東北や伊勢志摩を除いた東海、関西、南紀方面も比較的好調だったという。

 クラブツーリズムは6.6%減の108億1643万円。国内旅行部門、バス旅行部門共に台風18号、19号によるツアー中止や御嶽山噴火の影響で前年を下回った。テーマ旅行部門でも登山やハイキング商品を中心に台風や御嶽山噴火の影響で前年割れとなった。

 なお、国内旅行以外では、海外旅行は7.6%減の161億3886万円、外国人旅行も58.7%増の11億9409万円となった。関連商品などを合わせた総計は0.5%減の514億3623万円と微減に留まった。海外旅行の詳細は別途掲載(下記関連記事)。